進化の夏サントラとかいう聖書
去年初めて「進化の夏」を観劇した日の帰り道からずっと欲しい欲しい言い続けてきた進化の夏サントラが劇場で先行発売になり自分も5/3の観劇時にスコア付きをゲットしました神様仏様和田俊輔様ありがとう。
特典がスコアだって聞いたときに「そんなもん付けてくれんの!?追加料金払った方がいい??大丈夫????」って心配になったんだけどスコアってあれだね!パート譜みたいな感じでメロディーラインとコードだけの譜ね!いやいただけるだけとてもありがたいんだけど!!!でも!!!!
毎日スコアとにらめっこしつつ曲の組み立てや1音1音のハーモニーを確認しながら演奏する学生生活を送った自分はスコアと言われるとバンドスコアとかフルスコアと呼ばれるものを想像していたのでこれ以上ない豪華な特典すぎると思ったのです…せめてメインテーマだけでもいいのでフルスコアください……
なおフルスコアが出た暁には和田俊輔大先生に足向けて寝れねえやつ(和田さんのお声で付けることになるのかアンケを基にした運営発信なのかは知らないすまん)
進化の夏のOPの幸せいっぱい感がめちゃくちゃ沁みていたのでほんと早くサントラ欲しいと思ってた。
これまでの定番の演劇ハイキューのテーマがOPで無かったことは寂しかったし「あの曲じゃないんだ!」の衝撃はあったけど自分としては幕が上がった瞬間から楽しくてワクワクして思わず涙が出てしまうようなハッピー感あふれる進化の夏のOPが大好きで自分にとってすごく特別でマジで早く出してくれ~~~と思ってたので仕事が早い運営の人にメルシー。
和田俊輔とかいう天才作曲家
みんなで踊りたくなるし嬉しくて泣けてくるし常夏すぎるし(笑)もうワクワクオーラ満載のハッピーチューンだ。*1
進化の夏を初めて劇場で聴いてオープニングのみんなを見た時に自分が感じたことと全く同じことを仰ってるんですけど和田俊輔天才すぎか…!?聴き手にこういう感情を持たせたい、とかこういう雰囲気にしたい、をそのまんま形(曲)にして人に伝えられるってめちゃくちゃすごいことだと思うのでコメント読んで本当にびっくりした……
大体こういうサントラや吹奏楽オリジナルって「こういうところをイメージしました」ってコメントを読んで後からなるほど!そっか!ってなることが多いけど、何も言葉にせずとも作った人の伝えたいものがそのまま聴いた人に伝わるオープニング曲「進化の夏」ヤバいがすぎる。聴いてるだけでア~~~~~~~~~~~~おれたちの夏が帰ってきた~~~~~~~~~って思わせてくれる。キャッチーなのに飽きない。なんならキャッチーすぎて2回目の観劇で殆ど脳内再生できるくらい(曲覚えるのめちゃくちゃ苦手婆)自然に覚えてしまった。
譜を見るまで何故か全然意識してなかったけどSwingだったのねこの曲!
きっと和田さんが言う思わず「踊りたくなる」感じを取り入れようとしたときにそれがSwingジャズだったんだなあと今になって思いましたイッツ和田マジック。
個人的にはBメロ(と呼ぶべきか分からないけど最初に出てくる机ダンス隊がハケるあたり)がすごくすごく好きで!!!あの辺り聴いてるとめちゃくちゃワクワクしません???あと夏をイメージしてそうなったのか全体を通してブラスがメインになってる(大正解だと思う)のに音駒のところだけやっぱりシンセだったりゲーム音っぽいサウンドで作られてるの良すぎる!!!な!!!!音駒感最高に良さある……滞りなく流れろ......
一つだけ疑問なんだけど何でインテンポ212で作ったんだろう…そういう構成じゃないとダメな理由でもあったんだろうか?Swingだからってこと?だよね? かな??8分音符2個を三連のリズムに変換する楽譜である必要があったから?です???(混乱)106にして16分音符2つをSwingにするっていうのはだめなんです???そういうのはできないのかな…譜はアレンジや移調くらいしかしたことないので詳しくないんだけど……
譜を見るまでは106だと思ってたので4部音符212だとワンフレーズの捕まえ方めちゃくちゃ長くない?ってビックリしたけどしょうがないやつなのかな教えて詳しい人。か和田大先生。
あとベースのオブリガード最&高なのでやっぱりフルスコア欲しいですお願いします。
月は覚めない夢を見る
ツッキーのエピソードで流れる悲しげというか儚げというか追憶って感じの曲。劇場でこれに何度涙を誘われたか。絶対婆泣かすマン
2部冒頭にかかる「月はくすんだ夢を見る」には単調なリコーダーみたいな笛の音がテーマをなぞるんだけどこの笛の音がまだ前に進めていない過去の出来事感をより強く出しててこれもすごくよかった。
後半にかかるこの曲は「きっと怪我とかしてどこかで休んでるんだよ!ね!?行こう!?」とツッキーの腕を引っ張る山口の少し焦った台詞から曲のテーマ部分の盛り上がりに繋がって応援席の明光くんとツッキーの目が合って二人だけにスポットが当たる、っていうぶわあああっと心を抉ってくるような構成になっているのでなんかもうなんかなんかです。その後泣きながら蹲る明光くんの背中の「烏野高校排球部」の文字を見つめながらヲタクはまた泣くことになるので本当に勘弁して欲しい。
以前どこかでウォーリー木下氏が和田さんはデモの時点で自分で台詞も入れてここで何をやってっていうのを組み立てて曲を作ってくるって言ってたと思うんだけど、この曲に関してもあの盛り上がりの部分で月島兄弟の目が合うところまで考えて組み立ててたんだとしたら本当にYABAI。のでこの曲に関してもっと和田さんのコメントが……ほし…い……
和田俊輔氏の作るハイキュー!!の音楽で気になること
ハイキューって先に音や動きがついた作品としては既にアニメがあるわけだけど、和田さんってアニメの音楽については…聴かれたりするのだろうか……それとも先入観持たないためにとかで聴かない派だろうか……変な意味じゃなくて純粋に気になる……
2.5界隈ってきっと色々デリケートなので原作もアニメも見てる!って人もいればその逆で舞台しか見てない!って人もいるしなんなら何故かアニメCVなんか知らないからどうでもいいし寄せないで的マウント勢もいたりするそこそこの戦場だと思っているのでちょっと気持ち小声で自分の思ったことだけ書く。
勝者と敗者の時に気になってたメインテーマの烏野部分と青城部分の違いについて。完成度の高さや洗練された様子の青城をオケで表してるのに対して雑食の烏野は近代音楽というか所謂ギターやベースにブラス、シンバルやマラカスまで入ったごちゃ混ぜバンドミュージックだった件です。
アニメサントラは林ゆうきさん(めちゃくちゃ死ぬほどすき~~~~!!)が担当されてるんだけど青城戦で使われる「極限スイッチ」の構成がまさにそのオケとロックバンドで、中盤にヴァイオリンとエレキがソロで殴り合うみたいになるところがあって。
アニメでこの曲が使われたのはセカンドシーズンの終盤なので勝者と敗者の舞台であるIH予選とは場面が違うんだけど、和田さんがアニメサントラを聴かずに烏野と青城の違いを音楽で表したときにたまたまこうなったのならすごいなと思ったし、知ってた上でメインテーマの構成をあれにしたのであればナイスアレンジすぎると思った。つまりどっちにしても天才。なんか天才しか言ってない。日本語表現の類語手帳みたいなの欲しい。
アニメの音楽もストーリーの演出に沿っていたり良い曲だらけなのでアニメ「ハイキュー!!」の音楽から見るハイキューについても書きたいでしかないけどきっとめちゃくちゃ長くなるのでいつか書きたい~~~~~~~~~ハイキューほんと音楽がいい仕事しすぎる。
本当はOPの「進化の夏」と同じくらい梟サンバが死ぬほど好きなのでそっちについても話したかったけど明日兵庫公演だし自分ほんといいかげんちゃんと寝てほしいのでこれくらいにしとく…きっとあとで追記する…
福永くんのダジャレの後に思わず大声でサンバ歌いだしちゃう梟ちゃんたち大好きおばさん………
10/24 追記
はじまりの巨人サントラが出たのでこちらもまとめました