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行きたい時に行きたい現場に行く永遠のにわかオタク。全次元の男子バレー関連、若手俳優、隣国アイドル、J事務所、スケートなどを鬼の形相で追っています。

はじまりの巨人サントラとかいう新約聖書

 

 

和田俊輔とかいう天才作曲家(定期)

 

 

最強の場所初日観劇時にはじまりの巨人サントラを手に入れさっそく聴き倒していますが春公演を思い出してしんどい連呼に至りました。ハイステ集大成とも言える今作に推しが出ていないのを実際に観てしまってから聴いているから尚更キツイんだと思う。

春公演楽しかったな~~~~~~~~~東京都予選遺族になりたくない。偉い人お願いします。

 

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とんでもなく懐が深い。こんなに奏でたい放題にあらゆる音楽を書いても、ちゃんと全部受け止めてくれるんだから。

 

和田さん、ハイキューについてこう語ってたんだけど、果たしてハイキューという作品がどんな音楽にも合うほど色んな性格を持ち合わせているのか、それとも和田さんの音楽がどんなジャンルを書いてもハイキューの世界に合ってしまうほどストーリー性があって魅力的なのかどっちだ????????????どっちも???????

 

聴いているだけで舞台の情景が思い浮かんでくる和田俊輔大先生のハイステサントラ、はじまりの巨人で更に色んなテイストの曲が加わり新約聖書かよと思ったので雑感をまとめます。

 

 

4つの”はじまりの巨人”テーマ

 

作品のはじまりと終わり、そして和久南戦のクライマックスで流れる今作のメインテーマ。

実はサントラ聴いてやっと気付いたんだけどこのメロディライン、4曲分も出てくる。

熱中して見てるとそんなにたくさん使われてたことにも気付いてなかったりそれぞれの違いがわからなかったりするけど、じっくり聴いて初めて気付いたことが沢山あったのでそれのまとめ。

 

1."はじまりの巨人" Overture

オープニング、 初演の回想から烏野集合、ランニングで烏野メンバーが一人ずつ印象的な台詞を言っていくシーン。他との違いは一人一人の台詞があるので前置きが長いことと、パーカッションラインがあまり強くなくメロディラインを聴かせる構成になってること。4つのトラックの中で一番ゆったりした印象。

 

 

17.THE GAME ‐烏野高校VS和久谷南高校‐ 俺はお前に負けない

中島猛と和久南の激闘、烏野が強くなっていることを和久南目線で語られるシーン。

「こういう時に嫌と言うほど思い知る 高さの"壁"」猛の台詞、マッチアップした影山にになぎ倒される猛の姿とこの曲の盛り上がりのタイミングが絶妙で、猛に感情移入せざるを得なくなったのを思い出した。

「烏野10番 俺はお前に負けない、俺自身も」 『粘りの和久南』「仲間の頼もしさも」『ナメんじゃねえぜ』完全に和久南モード。

この曲はOvertureと似てるんだけど1:00あたりからのドラムセットの動きが全然違って、16分音符の細かいリズムがロータムで入ったり1:27からずっと鳴ってるシンバルが強かったりパーカスラインが凄くリズミカルでより試合っぽさというか臨場感が出ている感じ。

 

 

20.THE GAME -烏野高校VS和久谷南高校‐ 繋げ!!!!

「バレーボールって単純」の研磨の一言から始まる、はじまりの巨人に登場するキャラが全員でボールを繋いで和久南戦ラストにもっていくシーンで使われた曲。

これもアレンジ違いで、ハイハットの細かいリズムとストリングスのメロディラインが他より強い感じ。試合シーンのクライマックスが表されてるのかな?

 

 

23."はじまりの巨人"

 再度烏野集合、オープニングでは烏野だけだったランニングをはじまりの巨人キャスト全員が加わってやる、からの翼になるエンディングシーンの曲。上の3曲に比べてさらに壮大になっていて、3:05あたりから他の3つのトラックにはないピアノソロも入ってる。ドラが入っているのは多分これと和久南戦ラストの20番だけで、こっちの方が強めに入っているエンディング仕様。豪華~~~!3つのいいとこどりにピアノソロ混ぜましたって感じ。

あの少しずつ仲間が増えてく感じ好きだなあ...「研磨~!」「ヘイヘイへ―イ!」「チビちゃーん」「刈り上げさーん!」「和久南!ファイ!オー!」めっちゃうまいことリズムのピースがハマっていく感じ...

 

 

 

「アソビがモットー」条善寺高校

 

5.THE GAME ‐烏野高校VS条善寺高校‐ アソビがモットーを聴いて気付いたことを羅列します。

・3:05あたりからラップ的な何かが入ってる??

・5:05からのお祭りっぽい、和なのかそうじゃないのかみたいなパートもアソビ心あってすき

・5:55あたりでカエルの声みたいなのに歌わせてるのなんだ??

 

もうこの3つだけで既に和田さん遊んでるな~~~って感じだけど、この「アソビがモットー」のタイトルの曲の中に「俺達条善寺~!!」からの烏野のシンクロ、それを真似た条善寺のシンクロまで入れて演劇シーンでのアソビも満載にしてるの天才すぎた。

過去作のパンフで和田さんは曲に台詞やここで何をやるってのまで入れて持ってくるって聞いたやつ、これもそうなんだとしたらタイトル通りすぎて崇める。もう崇めてる。

 

 

和久南戦の魅力が詰まりに詰まったトラック9

 

和久南戦のわくわく感を思い出したいときは 「9.THE GAME ‐烏野高校VS和久谷南高校‐ 次世代小さな巨人~その1」を聴け!!!!!!!感がすごい。全部詰まってる。

個人的にもうStarting Orderのデーデーデデーデーデデーデーデーーー(伝われ)から最高すぎて一生聴いてられます。応援しつつかっこいいパフォーマンスが見れるこの曲は最高である。ロックアレンジの初代THE GAMEも聴ける。

1:01~からと4:10~で同じ和久南のテーマ?のメロディラインが使われてるんだけど、

1:01~から(整列して烏野と対峙するパフォーマンスのとこ)にはないタンバリンが4:10~の空中戦シーンでの同じテーマ部分に使われてるの、何をイメージしたのか和田さんに聞きたいがすぎる~~~~!!!何のこだわりなんだろう。タンバリンのシャラシャラ音が飛んでるっぽいからかな.........

 

もう一つ後から気付いたんだけど1:30~のところ「強豪校に研究される、俺」のあたりがなんか動きも相まって和久南ゴリラだらけみたいに見える...と思ってたやつ、原因はリズム隊のコンガやボンゴの南国感というかジャングル感がすごいからだった。

思えば次男の苦労を「ジュラシックパーク」と例えた猛の話が劇中には出てこなかったけどここにその要素があったのでは.........考えすぎかな...............答え合わせさせて和田さん......

 

 

 

東京都代表決定戦準決勝、ネコVSフクロウ

 

10.THE GAME ‐梟谷学園高校VS音駒高校‐ はじまりの一発目

 東京組の曲を聴いてて思うのは和田さんアレンジ上手すぎ(3か月ぶり819回目)ってことです。毎回のオープニングにしてもそうだけど、音駒は烏野復活で使われたメインテーマを勝者と敗者で電子音?ゲーム音にしてみたり、進化の夏では同じ「進化の夏」のテーマ部分を烏野・音駒・梟谷でまったく別物に書き分けたり。今回は音駒のテーマ部分と梟サンバを公式試合仕様にオケ風アレンジしたり。

あの陽気な梟サンバがこんなにザ・強そうになるなんて誰が思いました......?

イデアが底なしすぎてこれだから飽きない。

 

 

14.THE GAME ‐梟谷学園高校VS音駒高校‐ 弱点その37

トロンボーンソロが絶妙に梟テーマのメロディラインから音外してたり ピッチが甘かったり絶妙~!!!これも観劇時は全然気付かなかった。東拓海演じる木兎と髙﨑俊吾演じる赤葦の掛け合いに集中しすぎて気づいて無かったけどこんなにこだわっていたとは......木兎さんはトロンボーンだったか..........わかる......圧倒的中低音。

バリバリ音割ってるんだろうなあ。右往左往してどうしよう!?どうしよう!?音が合わないんだよ赤葦!!ってなってる感の表現がすごい。

 

 

18.THE GAME ‐梟谷学園高校VS音駒高校‐ 血液

 「昔から 自分から友達とか作れたためしがない」大千秋楽、この研磨の独白から泣きすぎて何も覚えてないくらい悲しい印象が残りすぎてて一番聴くのしんどいやつ~~~!!!

「明日また生まれ変わるために」のアレンジ違いで、パイプオルガンとストリングスに電子音が入ったり1:24と1:34にバスドラ?ティンパニ?かなんかのドーン...って音が入ってる。これは21番の「One more time」には入ってませんでした。

この試合の音駒の結末を表してるのかな?結末は描かれなかったけど、音駒はここで終わらなかったしまた生まれ変わってあの本誌の展開に繋がるんだよなあ。

 

この曲聴いてると「上等!何回でもぶち込む!」「来い!何回でも拾う!」がこの劇中で1、2を争うくらいすきなセリフだな~~~~~~って思い出します。

 

 

 

「この手には何も残らない」山口忠の後悔

 

 これも実は気付いてませんでした。なんか悲しげなピアノのメロディが流れてた事をぼやっと覚えてたくらいで、板の上の山口とあの夏の月島山口の再現に全集中力を持って行かれてた。

けどこの曲、進化の夏の「月はくすんだ夢を見る」「月は覚めない夢を見る」のアレンジだった............馬鹿野郎なんで気付かなかったんだよ!!!!!!!!!!アツすぎるだろ!!!!!!!!!!!!!円盤死ぬほど見て新たな感動を得たいと思います。和田先生どうもすみませんでした。

 

あの夏に同じ曲が流れてた頃、山口に置いて行かれかけて彼の喝で自分も一歩を踏み出したツッキーに対して、ここでまた一瞬山口は戻りかけてしまうわけで、このメロディラインは二人の葛藤をなぞって流れるのかな...

このままのキャストで和田さんが音楽担当でゴミ捨て場の決選をやってくれていたら、この悲しいテーマ部分を長調に変えてかっこいいアレンジであのサーブ&ブロックを演出してくれたのかなあ、とかもう叶わないことを考えてしまう~~~~~~~~

 

 

 

 

 他にも黒のチームも大好きだし縁下さんの回想シーンの曲も大好きなんだけどキリがないので一旦この辺にしておきます。新約聖書は自分の中で消化するのに時間がかかりそうだけど思い出がいっぱいで幸せです。アーメン。

それより最強の場所観劇記録まとめたいからわたしさんやる気出してほしい。懐古してる場合ではない!ビバ推し校~~~!シーラトリザワ!オイッ!オイッ!