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行きたい時に行きたい現場に行く永遠のにわかオタク。全次元の男子バレー関連、若手俳優、隣国アイドル、J事務所、スケートなどを鬼の形相で追っています。

新年初観劇は推しが出ない舞台でした~ペルマネント宿泊のススメ~

 

 

明けましておめでたい時期も過ぎ去りまして今年初めての観劇に行って来ました。CLIE製作のLike A  [room002]です。

 

この観劇の前に年末のCIAのSUPER LIVEとか春高バレーとかにも行っているのでそれについてもまとめておきたかったんだけど熱の冷めないうちにとにかく「なんかヤバイもの見た」感のあるLikeAのことを書きたい!と思ったので軽率に、ネタバレにならない程度の感想をまとめたいと思います。最早感想にもならない気がする。

 

海沿いの街の高級ホテルで働く人々...っていう時点でもうお洒落感が否めないんだけど、とってもハッピーでポップでお洒落な音楽と暗いミステリーの共存する独特の世界観にまんまとハマってしまったので、なんかもうSFミステリー好きの人もキャストの奏でる音楽を楽しみたい人も鎌苅健太のスーパーアドリブ芸が見たい人もフランスパンマニアもみんな見て~~~~!!!とおすすめしたいという気持ちだけでまとめる

 

 

なお相変わらずのチョロッチョロぶりですがLikeAに推しは出ていません。

昨年秋から2ヶ月ほど推しのいないハイステに通ってとあるキャストさんに毎公演手紙を書き続けた話を友人にすると「それ二推しってやつでは?」と指摘されそこまでではないような......と思ったりしましたが勿論その方も出ていません。そしてCLIEの舞台に関しては全くのにわかでド素人で知識ゼロです。じゃあなんでLikeA観てんだって感じだけど話は年末に遡ります。

 

 

 

Like A、無料で公開してるってよ

 

2018年12月24日~30日までLikeAの初演を楽天TVで無料配信しているとのことを演劇ハイキューの赤葦くんこと髙﨑俊吾先生のツイートで知りました。12月30日、最終日当日に。ギリギリでいつも生きてる(俊吾先生ツイートしてくれて本当にありがとう!!!)

元々LikeAのことは俊吾先生が出てた作品として存在は知っていたし、クリスマスに遊馬晃祐チャンネルのニコ生にて辻凌志朗(しんにょうは1点しんにょう)くんが第二弾でも主演やりますと告知していたりしたのでへ~またやるんだ~~ハイステ出てた人も3人いるな~~程度の興味だったけど、今日まで見れるんならちょっと見てみよ~ぐらいのスーパー軽率芸人極まってる軽い気持ちで再生ボタンを押しました。

 

途端みるみるうちにLikeAの世界と音楽に一気に引き込まれてしまい、しかも全然回収されてない伏線だらけのまま第一弾は幕を閉じ、え~~~~~~終わっちゃうの!?アレとかソレとかさっき言ってたコレとかは!?!!???アッもしかしてそれを年明けの公演でやるってことなの??????これは生で見たい!!!!と一回目の再生を終えてすぐにroom002観劇のチケットを購入したというわけです。ちゃっかりプレミアムシート。なおその後結局7日間の配信買いました。チョロい

 

 

 

 

ここがすごいよLike A

 

新作の観劇後に知ったんだけどLikeAに散りばめられた謎を解く考察を集めるためのツイッターアカウントがあったり、別作品の設定が使われている説もあったりするのでストーリーや謎の詳細については作品に詳しい方々にお任せして、超超超にわかがオススメする初心者でも楽しめるLikeAの見どころを今回の観劇の感想を交えつつ挙げたいと思います。

偏差値3ぐらいのテンションで書きますが許してください。

 

 

 

1.クオリティの高い音楽

 

とにかく音楽がいい。手放しで褒めるけど劇中の曲そのものの良さもさることながら歌・ダンス・ラップ・ピアノ演奏までクオリティが高く、全くLikeAのことを知らない初心者でも楽しめる仕様になっています。極上の音楽を謳うだけあった。

キューブっ子中谷優心くんがフェイク回しの天才でめちゃくちゃ歌うまなのは知っていたんですけどそれ以外の方の歌はほぼ初めて聴きました。えっミュージカルだっけ?と思いつつ聴いてるとみんな上手くてぶったまげた。歌えるイケメンが嫌いな女っているの???ミュージカルが苦手な人でも軽い気持ちで見れるショーっぽさもあって楽しいです。

 

序盤にこの作品のテーマ曲とも言える曲をみんなで歌ってそれがオープニングみたいになってるんだけど、代わる代わる歌うソロパートが皆上手いので聴いていて「いやお前も上手いんかい」ってなるのがザラ。なんかめっちゃラップ上手い人出てきた~~~~!!!と思ったらマジのラッパー(インスペクター役・SHUN)さんでした。そりゃ上手いわ。しかもピアノはフィナンシャルコントローラー略してFC(平牧仁)さんというイケメンの生演奏です。贅沢かよ

 

ダンスパフォーマンスも勿論クオリティが高い。ホテルのお偉いさんのご子息で序盤からぶーぶー文句垂れてるお顔のかわいい絵に描いたようなドラ息子のメートル・ドテール(岩義人)くんという子がいるんですけどほんとに幼児でうるさくてバブみがすごい~~~~と思っていたのに踊りだしたらめちゃくちゃかっこよくてエッうま...........と口ポカーンになりました。どこでそのダンスを身に付けたんだドラ息子よ

彼と一緒に踊ることも多いベル(橋本 有一郎さん)とポーター(今井 稜さん)はダンサーさんでいらっしゃる。

 

なお今回ソロ歌唱もありその歌唱力を存分に発揮されていた伝説のマーマパイセンこと鎌苅健太パイセンのことは後で書きます。

 

 

 

 

2.惹きこまれる世界観と人間模様

 

一つ目がやたら長くなってしまったので簡潔にしたいんですけど国語力ゼロオブゼロなのでまとまる気がしない、LikeAの独特の世界観と色濃い登場人物と人間関係が魅力的っていう話です。

 

海沿いの静かな街High-Tide(ハイタイド)に立つ
一軒の高級ホテル【PERMANENT】(ペルマネント)

そこは生涯一の眠りを得る高級ホテルと言われている。
ホテルの従業員たちはペルマネントのブランド力を落とすことがないようにと、
ゼネラルマネージャーからの命を受け、働いていた。*1

 

舞台のセットもお洒落感あるしお衣装もかわいい。そしてなにより登場人物一人ひとりのキャラ立ちがすごい。物語の中心にいるBBくんとその幼馴染3人が集まると幼馴染カルテットなる愉快な4人組のやりとりが見られるっていうところだけでも楽しいポイントなんだけど、自分のお顔に圧倒的自信を持ったドアマンの同僚がいたり(俊吾先生。めっちゃかわいい)、カルテットの後輩二人が天使だったり、カルテット絶対笑わせるマンでスーパー破天荒パン屋のお兄さんな先輩がいたり、人間模様を見ているだけでもたのしい。そうやってわりと愉快に進んでいくストーリーの裏側で暗い過去の物語やミステリーがちょこちょこ散りばめられていて、謎が謎を呼ぶ展開になっています。

 

開演時を「チェックイン」終演時を「チェックアウト」と呼びキャストさんたちも「ご宿泊ありがとうございました」と表現するお洒落な世界にどっぷり浸かれる一方、今作ではラストのぞわっとするような展開と演出のおかげで「なんかヤバイもの見た」感がすごかった。いいな~~~~この後どうなっちゃうんだ~~~と思いました。

 

関係ないけどインスペクター役のSHUNさんスーパーデンジャラスセクシーかっこいいです。ワルそう。チョロい女という生き物はなぜやんちゃそうな奴に惹かれがちなんでしょうね。わたしのことです

  なおこれは赤葦役の俊吾先生しかまだ見たことないハイステ梟クラスタにお伝えしたいんですけど俊吾先生演じるアッシャーくん、ビジュアルも中身もハチャメチャかわいいのでぜひ見てほしい。

 

 

3.疾走感溢れるスーパーアドリブ芸

 

これはほぼ今作(Room002)の話になりますが、伝説の先輩ことマーマパイセン(鎌苅健太さん)やFCさんを中心としたおもしろシーンの疾走感と怒涛のアドリブ芸がすごい。

 

マーマパイセンとFCさんのショートコント「合コン」マーマパイセンと幼馴染カルテットの「絶対に笑ってはいけない街ハイタイドは必見です。予想のつかない変化球で殴ってくる怒涛のアドリブ芸を堪能して欲しい。 FCさんすら振り回されるハチャメチャ破天荒マーマ、あんたが王様だよ........

 

鎌苅健太さんといえば多分若手俳優を応援している方なら知らない人の方が少ないのでは?くらい界隈では有名な方だと思うんだけど、なんせ数年前までただのKドルオタでスケオタでとあるバレーボール選手を宗教だとか言っていた人種のわたしは名前くらいしか知らないレベルの無知でした。

実は推しとは2年前の今頃にアイドルもののドラマで共演されてるんですけど、わたしが本格的に彼を応援し始めたのはその年の別作品からなのでドラマは後追いしたもののライブイベントもスルーだったし内容も推しと猪野パイセン以外のことはあまり覚えていなかったために共演したことすら記憶にないスーパーにわかだったわけです。

なのでマーマパイセンが通路に出てきたのを見た時は「なんかめっちゃ顔のいいパリピが出てきた」とかいうゴミみたいな感想しか出なかった。いや本当にゴミ

 

ところが今回のRoom002観劇後劇場を出てから「マーマパイセンヤバイ」しか言っていないくらいその破天荒なアドリブ芸にめちゃくちゃ笑わされ、ベラッベラな台詞回しに驚かされ、ソロ歌唱シーンでの伸びまくる歌声もさることながらギャグシーンからは想像もつかない「今しがた3人くらい殺してきました」みたいな冷たい目に鳥肌立たされ、「かっこいいBBが見たいな~アッシャーかわいいな~」みたいな偏差値3のノリで観劇しに行ったわたしは観劇後「マーマパイセン...」しか言えない偏差値1以下のゴミになっていました。何が言いたいのかというとそれくらい衝撃的だったということです。

 

 

 

 

4.ミステリー好きに嬉しい「考える」作品

 

 初演の配信を見た後、CLIEの作品を見たことのなかったわたしはあまりに謎が残ったままのエンディングを迎えてエッあれは!?さっきのアレとかソレとかはどうなったの!?とビックリしたんですがCLIE舞台の猛者らしき方が書かれたレビューにこれはまだ序章ですね!続編が楽しみ!みたいなことが書かれていてなるほど、と思いました。

 

しかも他の舞台だと知らない設定や新しい言葉が出てくると大体説明があったりするけどこの作品にはそれがなくて、しれっとヒントになることが話されていたり何気なく使っていた言葉が後々大きな意味を持ってきたり、よくよく咀嚼してみると歌詞のひとつひとつにもストーリーに影響しそうな表現があったり、考えれば考える程「これはもしかしてあのことだったのでは...!?」みたいなことになる内容になっています。

これに関しては作品内に考える部分が多すぎる~!と感じる方もいらっしゃると思うのだけどミステリー小説を読むような感じで楽しめるところは個人的にすごく好きです。

 

しかしこれはまた続きを見るのに1年はかかるやつですか?LikeA初演見た人すごくない?1年待ったの??????次の宿泊はいつできるでしょうか。

 

 

 

5.推しが出ていないという人にもやさしい

 

ちょっと気になるけど推しが出てないから東京に遠征するのは...という地方の方や同じ期間に推しの現場があるので...という方、推しが出ていないのにいきなり円盤を買うのはハードルが...という方にもやさしい!

楽天TVで初演も新作Room002も映像配信してくれています。遠隔宿泊できるぞやったね!!!!(??????)

 

生観劇した人も観劇時に気になっていた部分を見直したり細かい台詞の一つ一つから謎解きをしたり好きな曲の部分を聴いたり色々と楽しめる、ありがたい~~~~~!

円盤が届くまで枯渇する~~~~新作公開までしんどい~~~~~ということもないし配信でまた楽しめる、ほんとうにありがとうございました。いやでも新作公開まではしんどいです。

 

 

 なんか最後回し者みたいになりましたがただのスーパーにわかチョロッチョロLikeA新規が観劇後の吐き出したい気持ちを詰め込んだだけです。一人で新作くれ~~~と呻きながらハイタイドの地縛霊になるのはツラいので一緒に新作公開まで苦しみませんか。

 

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以上、ハイパー長くなりましたがLikeA初観劇記録とホテルペルマネント宿泊のススメでした。

最後にFC役・平牧仁さんとキーパー役・中谷優心さんによる即興セッションwith愉快な仲間たちを見てほしい。即興でこのクオリティ。今日もハイタイドは平和(?)です。

 

 

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