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行きたい時に行きたい現場に行く永遠のにわかオタク。全次元の男子バレー関連、若手俳優、隣国アイドル、J事務所、スケートなどを鬼の形相で追っています。

東京の陣・宮城4/20ソワレ ~音駒とバレーと脳と~

 

ついに最強の場所円盤も届き烏野の卒業や宮城県予選の決着がついたことを改めて思い知らされる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。推し校の活躍に心躍り過ぎていたのか、自分が全く冷静に観劇できていなかったことをバクステ映像の「(牛島は)スパイク50本近く打ってるので」発言で知りました。試合かよ。いや試合なんですけど。実際一人で40点は叩き出してるので打数50本勿論超えてるとは思うんですけどそこまで忠実にやってたのかと一瞬耳を疑いました。演劇ハイキューとかいう厳しすぎる舞台。

 

去年のネーションズリーグ日本代表VSイラン戦で4セット使って西田くんのスパイク打数44本とかだったので近いものがありますね……なんで公演期間中気付かなかったんだろう数えときゃよかった〜〜と後悔しましたがわたしには円盤がある。ゆっくり数えます。

 

というわけで関係ない前置きが入りましたが宮城1公演だけ入ってきたので観劇記録です〜!

 

 

 

 

梟谷のキャラ立ちが濃い話

 

梟谷は最初の木兎さんを止めるところで猿・小見・木葉で「捕獲!」と叫ぶセリフが追加されてた、まとまりがでてよくなった気がするけど安定の「バカー!!!」の語彙力のなさである(笑)


試合中の木兎コールにリエーフがつられてしまったり二幕では応援席であかねちゃんと仲良くなったりする木兎さん、圧倒的太陽属性感がすごい。あとアイスのくだりで初めてずっと木兎さん見てたんだけどほんとに食べるまで気づいてないんですね……一口かじった瞬間ハッ!チョコ食べたかった!って顔してる木兎さん、エサ食べてる途中で急に何か思い出したハムスターみがある。


そして「たかだかこんな試合」と言ってしまった木兎さんへブチおこな黒尾さんにペコペコ謝ったりあかねちゃんと仲良くなった木兎さんに音駒応援を手伝わされる赤葦くん、ご苦労様です。


今回ちょっとフォーカスしてみた小見やんはリエーフ登場の時に身長差を見せつけられるだけでなく顎を掬われてしまい「ちょっと!赤葦!何だよアイツ!」みたいに抗議してるのめちゃくちゃかわいい、ハムスターみがある(二匹目)

 

 

 

 

戸美は沼井くんと大将くんを見てしまいがち

 

戸美を見る時大将くんと沼井くんにフォーカスが絞られつつあるので今回は沼井くんの話です。沼井くん本当に作り込まれてて、リザーブにいる時の沼井くんの蛇ダンスクオリティが完全にエース、かっこいいでしかない。あとピンサーで入ってきた時のサーブのフォームが物凄く綺麗です。海凪くん自身はバレー経験者ではないと思ってるんだけど違うのかな?センスってやつだろうか?

例の作戦で全員頭を下げた後「戸美は見ていて気持ちがいいなあ」と褒められて顔を上げた時、みんなニコニコしてるのに沼井くんだけはあんまり納得してなさそうな顔してることに今回初めて気付いて細かい〜〜!と思いました。追いかけ甲斐がある。

今回は初めて上手側通路でちょうどエンディングの時に沼井くんと器用貧乏さんが肩組んで踊るところを真近で見れてハッピーでした、ガタイがいい〜〜!


大将くん最後の整列前の戸美でのやり取り、みんなに何も言わず頭下げるだけになってました。この回だけなのかどうかは謎だけど福澤侑くん結構色々柔軟に対応してくるので回によって違うのかも。なのに演技の安定感がすごい。

 

あと広尾くんのお顔はとてもデンジャラスキューティー

 

 

 

牽制書けるよ〜イジられる夜久さん〜

 

あかね「早く書いて」

トラ「ほらうちの妹が怒ってるから早く(笑)」

あかね「見たい見たい(背伸び)」

黒尾「見たい?(笑)」

(背中折ってるリエーフの上も見えないくらい小さいあかねちゃん)

黒尾「(同じ高さにしゃがむ)あ〜ほんとだその高さからだと見えないんだな!」

客席(笑)

夜久「それくらい見りゃ分かんだろ(しゃがむ)」

黒尾「いやお前は元々身長(あかねちゃんと)同じくらいじゃん(笑)」

夜久「おいふざけんな!!!!」

 

 

 

 

音駒三年生〜チャック事変〜

 

海「バレー部の見学?俺は1年5組の海信行、よろしく」

黒尾「2組黒尾鉄朗!」

夜久「ちょっとごめんな!?ちょーっとごめんな!!(背中チャック閉まってなかったので上の方がパックリ割れた形に)」

黒尾「上パッカーンなってますけど(笑)」

海(チャック閉めてあげる)

客席(笑)

黒尾「よっしゃじゃあもっかい自己紹介から仕切り直すか!」

海「俺は1年5組の海信行!」

黒尾「黒尾鉄朗」

夜久「夜久衛輔だ」

黒尾「知ってる!中学の時お前んとこにボコボコにされたんでね」

夜久「あっそう知るか!ところで!俺を見下ろすな!!」

黒尾「チャック閉めてから言えや!!!」

 

夜久さんも笑っちゃってました(笑)黒尾さん夜久さんの言い合いは

 

海「好きな宮城の駅は?」

黒尾「仙台!」

夜久「多賀城!!(ドヤ)」

(会場拍手)

 

 

 

 

佐久早聖臣を本気出して観察してみた
 

めちゃめちゃ集中して見たけどやっぱり後ろからじゃフォームが綺麗かどうかちゃんとは見えなくて、もっと見せて〜〜と思ってしまった。もう決まっているキャストの可能性もあるかなあと思うんだけど、あれはどなたなんだろう。

ただバックスイングがとても綺麗だったのでもしかするかもとは思う。有田ウシワカや遊馬川さんや黒尾しょうり先生を見るとわかるように経験者はしっかりバックスイングを取るのを欠かさないんですよね。特に舞台上にいるとだんだんバックスイングまで気が回らなくなりフォームが崩れていくキャストが多い一方、経験者はそうなることがないのでその動き一つで観ている方を納得させる。佐久早は全編通して二本のスパイクしか見られないけど、もし経験者でないとしたらかなりしっかり練習したんだなあと感じる動きではあったと思います。

 

木兎さんがそうでないように、全国トップクラスのエースだからといって経験者を使う必要は勿論全く無い。大前提としてこれは演劇であるので。ただ牛島若利にあの人を持ってきた手前、そういうこともあるのかな〜〜とオタクは考えてしまう。

 

二月にこれを観に行った時、バレー激戦区の強豪や県選抜選手・ユース候補を経た身で俳優という道に進み、演劇ハイキューという舞台で自分達と出会ってくれた俳優たちのことを色々考えてた。

 

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新しい夢への挑戦の結果であれ、夢破れた結果であれ、色々な思いをした高校バレー選手たちが巡り巡って演劇ハイキューに辿り着きキャラクターを演じてくれることの説得力たるや、凄まじいものがあると自分は思います。ありがたい。

 佐久早キャストがもう決まっているとして、経験者ならそういうところに説得力のある人だろうし未経験者ならそれでなお佐久早だと思わせる演技なり動きなり他のものがあるだろうし、今後彼に会える日がとても楽しみです。

 

散々こんなん言ってて近藤頌利先生の兼役だったら笑う!(笑)体型似てる気がするんだよな〜〜〜〜~

 

 

 

 

 

「脳」・孤爪研磨と音駒バレーの怖さ

 

※死ぬほど長いので暇な方以外はこの項は飛ばして下さい

 

生身の人間が演じることで一気に説得力が出ること、やっぱりあるなあと観るたびに思います。まだアニメになってないので余計かもしれないし自分の理解力が足りないだけなんだろうけど、原作を読んだだけでは「なんでここでこれを使ったんだろう?」と思うところがあって、でも生身の人間がそれをやるところを見ていると色々納得できる。音駒バレーのシステム性、研磨が敢えて奇襲という手を使った理由、舞台で見て初めて分かったことがいろいろあったのでまとめました。

 

 

①「本当に毎回何一つ読ませてくれないセッターだな」

猫梟戦の序盤で鷲尾さんが言う台詞。 研磨の極小のモーションでブロッカーを惑わすというスキルが厄介なことは勿論、最小限の動きで済む状況を作っているのは音駒全体のレシーブ力だということが怖い。打っても悉く拾われる、拾ったボールはAパスで返る、セッターの動きは読めない、守備が整わないまま打たれる。打てる場所が無くアウトライン沿いを狙ってアウトになる。

これを今回スライディングで一斉に木兎さんに寄ったり離れたりする群舞を使った木兎包囲網ダンスシーンで「木兎を調子に乗せない!」をあっさり有限実行するチームワークの良さを表現しているところ、上手いなあと思う。

繋ぎで相手の物理的・精神的流れを切る音駒、色々と本誌で決着が付いてしまったし実際予選で梟谷に負けてはいるものの、当たったら怖いチーム感がすごい。

 

  

②拮抗したセットポイントの場面でぶっつけ本番bick

 戸美戦第1セットのラスト、拮抗したセットポイントの場面で合わせたことも無い黒尾さんのbick(ファーストテンポのBA)をぶっつけ本番で出してくるところ、「脳」すぎる。原作で読んだ時はなんでわざわざそれをこの緊迫した場面で?と思っていたけどやっと理解した気がします。

 

梟谷戦を終えての2試合目は疲れもある、いつものようにリードされつつ整えて逆転する余裕があるかどうかは微妙、おまけに夜久さんを欠いてチームのテンションも下がり気味。そこで次の黒尾さん後衛ローテまでになんとか一点リードした状況を作り、直後のタイミングで奇襲をかけて確実に第1セットを先取しようとした結果があれだったんだなと、今回舞台で「ねえ テンション下げすぎ」からの流れを見ていてやっと理解した。「ダイジョブなんじゃない」のところから解析してる電子音っぽい音楽が流れるのも天才すぎる、さすが和田さん。

 

「奇襲」は一度しか使えないし一度見せたら警戒される反面、その一回目が有効である可能性は他の手より限りなく高い。どうしても決めたいセットポイントの場面で使うのが圧倒的に有効。安定して使える攻撃を敢えて選ばず、黒尾さんに「奇襲としては悪くない」と、この話をした時点で今このセットを確実に取ることを決めていたんだなと思うとぞっとした。本誌を読んでた時はあまり気にしてなかったけど、テンション下げすぎのあたりからの流れを生身の人間で見て初めて理解したのでこれは演劇ハイキューの存在のありがたいところだなあと思う。

 

 

 

③「普段ならば或いは見破れたかもしれない一人時間差」

 

これも理由としては②と同じなんだろうけど、元々使えることを知っているだろう戸美相手に終盤までとっておく。「焦りの出るこの終盤に初めて使ってくる。この冷静さと安定感」と言われてるように、焦るとなかなか真ん中を使えなくなるセッターは多い(研磨ちゃんにもそんな状況があるのかは知らない)。

これも結果論にはなるんだろうけど、確実にサイドアウト(相手サーブの時に得点する)をとり同点の状況を作った後、一人時間差への警戒が薄れた頃に使って一点リードの状況を作り出しストレート勝ちへの流れに持って行こうとしたのかなあと思う。もし研磨がフルで戦う可能性を覚悟していたなら、このセットで一人時間差を出さずにとっておくだろうし……結果論だけど!!!すべて結果論!!!!

でもこうやって役者の演技でプレーを納得させられること、今回はめちゃくちゃ多いのですごいなあと思います。それが演出や役者の意図したことか偶然かどうかはわからないけど。

 

 

 

 

 

小ネタいろいろ

 

・SNAKE 東京統べるKING で手招きニヤリの大将くん
・黒尾さんが戸美disの他校生に物申して帰ってきた時の夜久さん「気持ちいいな!やっぱりああやってカッコつけてるとさ、気持ちi(長いので強制フェードアウト)」
・全国行き決定後三年生が話してる後ろでリエーフが靴脱いで研磨の顔の両サイドに持っていき靴の匂い攻撃をかます

・芝山ちゃん、その匂いの前に倒れる

・ロシア語研磨の後思わずケンマ⤴︎ケンマ⤴︎と外国人っぽく研磨を呼ぶトラ
・Starting Orderで何もせず歩いてきた研磨ちゃんに手を出してローファイブで迎えてくれる海さんや゛ざじい゛

 

 

 

カーテンコール〜観客が飛んできた〜

 

ライビュ宣伝は「お前振られたの!?ありがとう!」でお馴染み先島くん役の高田アッキーくん。

崇人「お知らせどうしようか?東北出身の人はもうやっちゃったし」

高田「5月6日月曜日!(突然大声で真ん中に出てくる)」

全員「!?」

高田「フゥ〜〜!!」

(拍手煽ってチャンチャチャチャン!やる、客席完璧に合わせる)

高田「すごい!!(笑)5月6日月曜日!ライブビューイングがあります!(噛んで崇人に頬ペチされる)チケットは既にチケットぴあで発売になっております!」

頌利「え!?(アッキーが宣伝すること)崇人は知ってたん?」

崇人「うん、俺と二人だけ知ってたの」

高田「そう、一幕終わってからこれやるの言われて休憩中ずっと宮城の映画館覚えてた!」

 

戸美ちゃん達はアッキーくんの告知中何が起こったかわからず「何あの人!?」ってザワザワしながら大爆笑、急に真ん中に出てったアッキーくんを見てから告知が終わってもずっと文字通り永遠に腹抱えて笑い転げる福澤侑くん(笑)しばらく悶え苦しんでましたが最後の挨拶の時にはやっと落ち着いてました。よかった。

 

 

トリプルカテコは多賀城ホールの反応について。

 

崇人「俺こう言うと語弊があるかもしれないけど、宮城ってハイキューの聖地だし宮城の人もちょっと厳しめに見てる印象があって。演劇ハイキュー大丈夫か?ちゃんとやってるか?って。でも勘違いだったね、あったかかった」

頌利「あったかかった?」

崇人「盛り上がってウェーイ!ってしてくれたし」

頌利「どのへんが?(笑)」

崇人「あのへん(指差す)」

頌利「でも今日盛り上がりすごかったよね、梟谷のラストの拍手煽るとこでウワァーってなってた、パーンて飛んできたもん」

崇人「誰が?(笑)」

頌利「盛り上がりが(笑)みんな梟谷が好きなんかな」

崇人「……帰るか!(笑)」

 

 

 

というわけで宮城4/20の観劇記録でした。最後は東京だ〜〜〜もう最後なの早い。そろそろオープニングのかわいい衣装全員分ちゃんと見ておきたいのに結局同じ人ばっかり見ちゃうのやめたい。

東京の陣なのに東京が最後まで回ってこないの今考えるとちょっと面白いけどついに東京組の本拠地だ〜〜みんなでトーキョーショータイムトーキョーパーリタイムしましょう。シャ〜〜〜〜〜〜!

 

そして最強の場所円盤が手元にある全人類は、兵庫公演バクステ映像にある演劇ハイキュー史上最もスムーズな有田&信長コンビの対人パスを見てください。信長くんのトスの音が最高なので永遠に見ていられます。