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行きたい時に行きたい現場に行く永遠のにわかオタク。全次元の男子バレー関連、若手俳優、隣国アイドル、J事務所、スケートなどを鬼の形相で追っています。

飛翔・11/1 ~遠きに行くは必ず邇きよりす~

 

本誌ハイキューが終章へ、ということでリアルバレー関係ハイキュー関係問わずずっとツイッターがざわついていた今週、タイミングばっちりというかなんというかついに新生烏野率いる演劇ハイキュー!!飛翔の公演が始まりました。初日に観劇することができたので感想や「どうなるんだろう?」と気になっていたところなど備忘録として書いておきます。バチバチにネタバレを含むのでご注意ください。

 

本誌の流れを見ていて、今回の公演のメインの内容になる宮城1年合宿とユース選考合宿がいかに日向「翔」陽と影山「飛」雄に大きな影響を与えていたかがわかったのでまさに「飛翔」、たまたまなんだろうけどもうタイトルからエモ飛び出てるなあという感じ。他にも色々と言いたいことがあったので全部書きたいんですけどできるだけ話長い芸人にならないように気をつけます。

 

ところで推し校が3年間春高全国行けなかったことが確定した皆様、強く生きよう.......................

 

 

 

 

悉くバレー練習にこだわっていた今作稽古の答え

 

 

 

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わりとこういうこと考えてた人ちょこちょこいるんじゃないかなあと思っていたんですけど答えは「関係ない」でした(笑)

 

いや全く関係ないわけではないし振り付けにもバレーの動きが入っていたりフォームを使うシーンがあるのでそこはじっくりと某宮崎選抜先輩と茨城選抜先輩にご指導を仰いでいただきたいと思うし実際羽富殿がバレーリーダーとしてその辺を指導してくれていたようなのですが、リアルにボールを使ったりリアルバレーをやるシーンが多いかというと答えはNOです。何なら舞台上で音駒が公式ウォームアップ見せてくれた東京の陣よりそういうシーンは少ないです。

逆に試合の要素よりも演劇要素が強めの作品になっているなあと思いました。この宮城合宿で取り上げられる技術の話ってリアルバレーではシニア・ジュニアのカテゴリを問わずものすごく大切な話で、Vリーグの解説なんかでもよく取り上げられるくらいなのでピックアップするかなあと思いましたがさらっと触れる程度だったかなという印象です。それよりも主人公2人の心情の変化にフォーカスしている感じ。

 

ファーストタッチに高さを持たせることの重要さはつい先日のワールドカップバレーの日本代表女子でも話題になりました。

 

 

それにしても、特に演出に無くても稽古終わりにずっとバレーをやっていたわけだからバレーどんだけ楽しいんだとちょっと微笑ましくなります。ある意味一番ハイキューキャラらしい行動ではありますが。

 

 

 

 

 

新セットと振り付け、構成について 

 

ド頭から泣かしにきてる演出に関してはノーコメント。

セットはハイキューくん(八百屋舞台)が無くなってLEDパネルを装備した枠組みが左右両側に、センターに小さな坂と小さめの一段高いステージ。枠組みは多分とある層のオタクにはジュニアマンションの小さい版(2×3)って言えば伝わる(伝わるのか?)

 

振り付けや構成は創作ダンス・ジャズ・集団行動系を中心に使われていたので「!?」となった、今までのハイステにはあまり無いパターンの魅せ方でした。

 

ただ自分も長く踊っていた身なのでどうしても気になってしまうんですが、ツトさんの作っていた振りや構成は初心者でも練習すればカッコつくものが多かったのが、今回はシンプルゆえにダンスの基礎がちゃんとしてる人や体の使い方が本当に上手い人じゃないとごちゃついて見えてしまうタイプのものなので個人差が非常に現れやすいんですよね。ここから千秋楽までどれくらい成長してくるかに更に期待したいです。

 

 

 

 

 

選ばれたのは潔子さんでした

 

 

潔子さんよかった!!!!!!初っ端オープニングのあとまさかの潔子さんリフトから始まったので「新生烏野初リフトが潔子さん!?」とビビり倒して身体中の目という目が開眼したんですけど、まあ二つしかないんですけど、すぐに「なるほど」と思いました。そりゃあんな上手くて動ける潔子さんがいたら居るうちにあのエピソードやりたいと思うよね。いつ何があるかわからないし。

 

演技というか声の強さはあるのに表情はあるようでないように見えてちゃんとある、みたいな「静か」だけではないけどキャピキャピしているわけでもない潔子さんを上手く演じていたなあと思います。

 

 

本誌の展開を知っているからこそ「練習して練習して練習して積んで来たものは 想像以上にあっけなく終わる」の言葉が今になって余計に刺さるし「それがどうした」で涙が流れてしまった、名演でした。今回の裏の主人公。

 

 

 

 

 

ユース合宿組の完成度

  

ユース選考組の集団ダンスパフォーマンス面は烏野よりダイナミックで技術ある感がよかったです。宮侑、体格よくて嫌味な感じもバッチリだったしアドリブは喧しいし星海光来くんの「ヘェ〜みたいな顔」最高すぎて笑いました。あと冒頭のユース組の群舞の時の光来くんセンター、本誌の話をしてしまうけどあの中で春高中一番長く生き残ったの彼なんだよなあという目で見てしまった。ユースのセンターがよくお似合いでした。

 

 

何よりも佐久早の存在感…………オープニングの時点で立ってるだけですごい威圧感でよかった…………ボール持ってジャージ羽織ってヌッと立っているだけであの人凄いんだろうなと思えることがすごい。

東京の陣の間、やたら佐久早に固執して投影された佐久早が誰なのか見ようとして全然意味ないのにスクリーンをオペラグラスでアップにしたり(なんで?)(頌利さんと足の形が違って兼役ではないことを確認しようとした。詳しくは東京の陣の記事)していたのでやっと佐久早見れた〜感で満たされました。感謝

 

 

huntermasa.hatenablog.com

 

 

ただ冒頭の「もう古い」の所の腕を持つ位置だとか(わざわざゲネ映像で確認してしまった)足を出すタイミングだとか高さとかそういうところまで全員が揃うともっと迫力出るなあと思ってしまう。合わせられる人達を使っているだろうなという感じがあるので(ユース合宿キャストだけじゃなくて足りない分の人数他キャストから動ける人を集めてる)、より欲が出てしまう。

ああいう振りは高さ・角度まで細かく揃えないと形にならなくて大変だろうなあ。

 

 

 

 

※余談:ユース選考について 

 

あと日向の「あいつだけ全日本に選ばれた」発言がまるっと間違いなので聞くたびにどうしても「ん???」と引っかかるんですが本編でも結構勘違いしてる人が多いのであえて整理しておくと

 

・全日本(今は全日本とは言わないけどシニアの日本代表)

・U21、U20(ジュニア)

・U19、U18(ユース)

 

大きく分けてこの二つがいわゆるジャパンと言われる代表やユースで、影山たちが今呼ばれているのは次の大会のユースを選ぶための選考会です。JVAのユース代表に登録されたわけではなく、何度かの選考を経て多くの同年代の選手から12名程が選ばれ登録されます。合宿に呼ばれたのに最終的に世界選手権に呼ばれなかった選手を推しているのでそれはもう選手的にもオタク的にも合宿より選ばれるか選ばれないかの方が大問題ですよ。急にピョッと選考に入ってそのまま選ばれちゃう人もいるし。

2月にある「ジュニアオールスタードリームマッチ」なんかも選考過程の一つ。春高で活躍した選手たちや今までユース選考に招集された選手等が50人以上集められ4チームに分かれて試合をします。一般観戦も可能なので機会があれば見に行ってみてください。将来の日の丸候補に出会えるかも。

 

まあ影山の場合は正セッターで出られない場合でもリリーフサーバーとして使えるし控えセッターにもできるしそのまま選ばれちゃうだろうなと思っています。脚本がちゃんと説明できているかどうかの精度の問題。伝えるお仕事をしてるわけだし、ましてや天皇杯Vリーグと関わっている作品を扱っているのだから新しく競技を知ってくれる人にちゃんと伝わる言い方があると思うので。

 

 

 

 

牛島若利のいない白鳥沢 

 

これは正直色々いろいろあって仕方ないのはわかるけどなんとかならんかったんか!?と観劇前までずっと嘆いていて、というのも置いて行かれたくなくてこの合宿に乗り込んでなんとなくそこにいた日向の意識を変えさせたのは牛島さんの一言だと思っていたので、彼を欠いてどうやって話を進めるつもりだろう?というのが不安だったから。初めて牛島さんにアドバイスを請いに行ったのも、合宿のラスト日向の目に映っていたのが牛島さんだったのもよっぽど日向にとって大きな存在だったのだろうと思っていたので、彼がいない白鳥沢と日向がどう関わるか想像が付いていませんでした。

 

本誌のこの合宿については下記記事に書いているのであとは省略します。

 

huntermasa.hatenablog.com

 

条善寺の華さんみたいに兼役で代役を立てるのか?そうすると元々キャストが付いていた、しかもわりとキーマンな役ならしんどくないか?谷地母みたいに影と声だけにする?もしくは無かったことになる?と色々考えを巡らせ倒していたんですが答えは「いない」でした。

 

いないんですよね。彼の台詞や彼に注目して出たはずの日向の言葉が他の人に向けられていく。彼の発した言葉はその意味をまるで変えてしまう他の人物が発する。まるでなにも無かったかのように進んでいく。それは話の流れとしてここにいなくてはならないもう1人のキーマン・百沢雄大も同じでした。

最も優れた条件を持っていながら最も経験地が低く、劣等感に襲われている彼だからこその悩み・葛藤、それに対する日向の答えが選手同士の関係性やバレーそのものの展開にまで影響を及ぼす、はずだったのにこれは一体何を見せられているんだ?と思うような明らかな取って付けた感。

 

2人のキーマンを欠いた合宿シーンは話のちぐはぐ感が拭きれず、いろいろ意味が変わってしまうのでまだ自分の中で噛み砕ききれずの状態なので、なんとかどこかで自分の中で折り合いのつく解釈をしなくてはいけないなあと思っているので保留です。

 

 

 

なお白布さんは本当は後から見にきて五色くんに日向が乗り込んできた話を聞いて「ほうなかなか骨があるではないか」みたいな顔をして認めたのかそうじゃないのか知りませんがそういう反応をするはずなんですけど今回は鬼コーチとして1年坊主どもを束ねる帝王でした。キレながら日向に「ちょっと来て!(怒)」って言ってる白布くん、いい。すごくいい。

 

 

 

 

 

鉄壁は何度でも築かれる

 

 

3年ぶり板の上に帰って来た伊達工業、本誌の件もあって色んな意味でよくぞ帰って来た!感がすごい(はじまりの巨人には4人とも出てたけど映像だったので)。稽古中の写真から雰囲気や仲の良さ、気合入ってる感じがにじみ出ていたので楽しみにはしていたのですが期待以上でした。あまりにもやかましくて愉快。男子〜〜〜〜〜という感じ。最初から黄金川に吹っ飛ばされる二口先輩わらう。

 

冒頭ですでにドタバタ感がすごくてとばっちりで黄金川のお世話を命じられた作並くんが「このチーム大丈夫かなあ……」とため息をついていたので本誌の展開がより嬉しくなりました。半年後大喜びしようね。

 

金川は初めて板の上に出てきたわけなんですけど、もういるだけで面白いのがずるい。顔もやかましいし声もやかましいしであ〜〜〜黄金川〜〜〜という感じでした。どうでもいいけどあの合宿中ネットを隔てて宮崎県選抜さんと茨城県選抜さんがトス上げあってるのちょっとしたエモですね。国体かと思った

 

 

そういえばカテコで一列に並んだ時、廣野くんがなんか言いたげに隣の羽富殿にぼそぼそ文句言ってるようなとこを見かけたんですが羽富殿はそれに対して「みんなに言おうよ!」みたいな感じで上から両肩をガッとホールドして抱え込むような形になっていて、黄金川マジでデカいな!?となりました。青根さんは世界平和(概念)

 

 

 

 

フィッシュポーク!!! 

 

武田先生がビッグニュース!って影山の招集を発表するシーンで「ビッグニュースです!」に代わって何かを言うのは日替わりのようです。

 

初日はフィッシュポーク。

 

武田「フィッシュポークです!」

鳥養「魚なの?豚なの?どっち?ん〜〜〜!あ、魚肉ソーセージか!」

武田「何を言ってるんですか」

鳥養「いやアンタが言い始めたんだろ」

山口「魚肉ソーセージ大好き〜!」

3人「イェーイ!!!」

 

カオス!(笑)

ケンケンさんのアドリブがヤバいことはLikeAで身に染みていて突然「絶対に笑ってはいけない」が始まるのももう慣れてきたところではありますがこれを耐えなければならない影山役はたまったもんじゃないシーンです。がんばれ〜!

 

 

 

 

小ネタ色々 

 

・やたらとラケット捌きが上手い玉やん(廣野凌大殿)

・烏野の全国行きを祝うシーンでなぜか女装枠の佐久早JK、ハケる直前まで投げキッスで烏野を惑わせる

・古森(らしき人)は廣野くん兼役、昼神くん(らしき人)は信長くん、千鹿谷(らしき人)はあっちゃん。身長…………ブロッコリー……という文句はNG。

・焼そば屋のおっちゃんからかけす荘のおばちゃんまで大活躍の鍛治くん(大洋さん)

・お正月はスウェットでお雑煮食べてぬくぬくするツッキー

 

 

 

 

 

結局長くなってしまったのでとりあえずここまで!

東京公演終わったらまたまとめます!