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行きたい時に行きたい現場に行く永遠のにわかオタク。全次元の男子バレー関連、若手俳優、隣国アイドル、J事務所、スケートなどを鬼の形相で追っています。

東京の陣・大阪4/5~4/6マチソワ ~大阪の東京の陣~

 

 

あなたは推しが突然ヒップホップユニットになって出てきたことはありますか?わたしはあります。何を言ってるかわからねーと思うが以下略

バレーボールの漫画を演劇化したものを見にきたと思ったら突然路地裏に引きずり込まれラップバトルが始まり気付いたら試合が始まっていたのでまともな記憶が残っている気がしませんが覚えていることをとりあえずまとめることにしました。例のごとくただの感想と観劇記録です。 ネタバレを含むので億が一読んでくださる方がいればご注意下さい。

 

 

 

初日の衝撃、ハイキュー×ヒップホップ

 

始まるまでオープニングは元々のテーマを使うのかな?それとも最強の場所みたいに壮大なアレンジになるのかな?進化の夏みたいに全く別の曲にするのもアリなのかな?と色々考えてたんだけどあまりにも予想できなかった角度から突然撃たれた感じでオープニング始まった瞬間ワンショットキルだった。演劇ハイキュー史上、治安が最悪(褒めてる)

バレーボールをアングラ音楽で演じる初めてのハイキュー、まるでお祭り騒ぎな東京予選の中にちゃんと物語性も取り入れててヤバイもん見た感が凄かったです。オープニングでは各々それっぽい衣装をユニフォームの上に着ていて路地裏っぽいいかついセットを使って踊っているので東京に推しがいる人は治安の悪い推し(???)を楽しめますね!!!!やったね!!!!!!あの音駒が網の裏で踊ってるやつ、わたしはKAT-TUNでしか見たことない

 

ヒプ...を履修していない人種であり元Kドルのオタクなのでショーミーザマネーじゃん!!!(韓国の超人気サバイバルラップオーディション番組)と思いました。三大事務所に例えると梟谷はSM、音駒はJYP、戸美はYGです。戸美の圧倒的アングラ感

 

今までのハイステとは全く異なる演出が多くて、演じる方も見る側に受け入れられるか不安だった部分が少なからずあるのかなあとカーテンコールでの永田座長と相方の涙を見ていて思ったけど、客席側もその挑戦を見て、居てもたってもいられず湧き上がった拍手が大きくなったり立ち上がったりという感じだったのがすごく印象的でした。エンディングで割れんばかりの拍手が起こり思わず涙して声が出なくなってしまった座長やスタオベを見て同じく涙するしょり先生を見ていると胸がいっぱいになってしまった。どんなに大きいプレッシャーと戦いながら準備してきてくれたんだろう。

ラップ、ダンス、ギャグシーン、舞台上で起こっていることに思わず惜しみなく拍手を送ってしまう感じであの初日の空気感は忘れられないなあと思います。

 

あと透明スクリーン(後ろが透過になったり見えなくなったり)が演出に使われてるんだけど最初にトーナメントが出てきたときになにこれすごい!!!!ってなったしそれを使ってその場にいない東京の王者をちゃんと描いてたのもよかった、3枚ブロックを打ち抜く佐久早~~~!

今回はオリジナル設定がいくつかあるのでそこの許容範囲は人それぞれかな?と思うけどまとまりとしてはアリかなとも思う。

 

 

 

新生梟谷がイメージまんまだった話

 

強いだけじゃなくわーわーしていて賑やかで圧倒的太陽属性のエースがいて、ちゃんと高校生していてっていう自分のイメージまんまだなあと思う梟谷だった。進化の夏からはメンバーが半分替わってるはずなんだけど間に俊吾赤葦が入ったりして繋いできた結果なのかいい意味で新生感が無くてずっとそこにいた感じ、すごく良かったです。木兎さんに踊れる人が来たのも強そう感一気に増すし木兎×クランプが似合いすぎてガッツポーズした、らば木兎~~~~!

 

音駒VS梟谷の冒頭の登場シーンで木兎さんがめっちゃゴージャスなファーコート着て出てくるんだけど、わけもわからず木兎さんをおぶらされ最後にマラカスを握らされバーーーン!!!とあの勝負衣装を見せられた赤葦の顔 is 驚愕でしかなくて「気付いたかあかーし!」「そりゃ気付きますね」でめっちゃ笑いました。ご苦労様です。

 

梟谷3年生はその木兎さんの勝負衣装をなんとか脱がそうと試みるんだけど全力で振り払われ手に負えなくなり

 

木兎「なんだよお前ら!!!!」

猿杙・木葉・小見「「「バカーーーー!!!」」」

 

と語彙力を無くしていたのでとてもかわいかったです(感想文)

小見やんのマイクパフォーマンスで観客が木葉さんに拍手する甘やかしタイムなど小ネタも色々ありすぎるので次の観劇時にまとめたいなと思うしガリガリくん大根おろし味にはわたしは大反対です。

 

 

 

 

ミドルとリベロと繋ぐスポーツ

 

今回のハイステは「考えて跳ばないとリベロの邪魔になってしまうミドル」が描かれる回で、バレーが繋ぐスポーツだということを精神論じゃなくプレーする側の目線で改めて理解できるので個人的に原作でもすごく好きなエピソードの一つでした。バレー観ない人でもよくわかる演出だといいなあと思ってたけどちゃんと2人(リベロとミドル)をクローズアップしてくれたし全員のプレーが繋がってるって表現のダンスがあるのとてもよかった〜〜〜〜!

 

夜久さんはリエーフに前に立ちふさがられるけど退けて拾う→見えないから腕ぶん回すな、からの芝山くんが拾えなくて謝った時に考えて気付く→スパイカーがブロックを避けて打った先のリベロにスポットを当てる、ですごく分かりやすかったと思います。ありがたい。白鳥沢戦で烏野も同じようなことやってるんだけど戦術よりも「スーパーリベロ」の存在が大きかったので、リエーフと芝山くんだからより伝わるエピソードだなと思った。

 

白鳥沢戦でバリバリにゲスブロックをクローズアップしといてのこれ........色んな選手がいるということが描かれすぎてるハイキューは天才

そしてゲスブロと雑食ブロックというクセまみれ白鳥沢ミドルを泳がせられる山形隼人とかいうリベロの動体視力はどうなってんだろうなとたまに思います。

 

 

関係ないけど試合中戸美に一番煽られてたトラとリエーフが試合後の戸美の挨拶で頭の上に手あげて一番拍手してるのとてもいいな~~~~!

 

 

 

 

戸美学園と生身の人間が演じることの効果

 

「ところで聞くが 敗北者たちよ」

「勝ちたかったって言うならどうして手を尽くさないんだろうな?」

 

もうここが格好良すぎて戸美めちゃくちゃ好きになってしまった~~~!好き~~!!

実は個人的に原作の時点で好きになりきれないところがあったんだけど(意図して描かれたならそれで大正解)内容を大きく変えているわけでもないのに生身の人間が演じることによって変わるものってあるよなあと思いました。頭では分かっているはずなのに気持ちが付いていかなくて「少しでも点が獲れる確率の高い選択を」を実際に目の前で見るまで気持ちの方では理解できてなかったんだろうなと思う。

 

初日に初めて生でハイステ戸美を見て、戸美の姿勢の件で参考になるかと思って投下していたこれが浮かんで、やっている内容は置いといて自分の中で真逆の印象を持つ話だと思っていたからびっくりした。

 

 

”おそらくフライングをしても届かない、そんなボールをあえて追う。目的は1つ。相手に傾きかけている流れを止めるべく、床を拭くことで少し間を作りたかったからだ。(中略)水町が作り出した小さなブレークタイムを挟むことで、少しずつ冷静さを取り戻した鎮西から、試合開始直後の動揺は消えた。(中略)「せこいって言われるかもしれないけれど、流れを変えるためには、結構それも大事なことだと思うんです」”

 

 

時間を稼ぐ、拾えないなら別の方法で点を獲るために手を尽くす、確かにスポ根のバレー漫画だとしたらそれはヒールっぽく聞こえるけれど実際にプレーしている人たちはそれが勝利への流れを作るかもしれないことを知ってるんだよなと改めて思い知らされてしまった。「手を尽くす」を描くだけなら水町くんの話みたいにすごい!冷静!でもよかったはずだけどそう描かなかった理由がなんとなくわかったような気持ちになる、日本語不自由すぎて文字にはできないけど!!!

 
どのチームも大好きなんだけどごくたま〜〜〜〜に好きになりきれないチームはあって(決して原作にケチを付けているわけではなく特定のチームを特別好きかそうでないかの話)、でもそれを一つ残らず好きにさせてくれるハイステというコンテンツに感謝したい、生身の人間が演じることで説得力が上がることもある。
 
 
音楽はインドっぽいエスニックな感じをEDMアレンジしてたりして蛇っぽさを表現したダンスが取り入れられてて、中盤にオン・エンカウント全部拾う振りがあるんだけど本当にこのクオリティは今までなかったなって思うレベルで揃えてくるのでとにかくすごい。ダンスのおたくも黙らせる圧倒的クオリティ。
 
あと沼井くんが夜久さん怪我で交代の時に渋い表情してその場から動かないの、原作まんますぎてとてもいい!最高!

 

 

 

 

 

顔を見ずとも分かる研磨の表情

 

・ダイジョブなんじゃない?

・今日はストレートの調子が良いね?

・おいしく使ってからにしよ

・意識的にシめよう

・台無し感がすごい

・いいとこ見せてね

 

このあたりのセリフが特に顕著だったと思うんだけど、もう本当に何目線なんだって感じなんだけど、研磨という枠の中で表現の幅がすごく広がってると感じたのでびっくりしたよ~~~~~すごい。語尾の仕舞い方だったり声色だったりですごく表情が窺がえて聴いているだけで楽しい。特に「おいしく使ってからにしよ」や「意識的にシめよう」は本人の顔が見えないんだけど今悪い顔してるなって言いきれるくらい分かるのがすごく良かった、公式戦の研磨の好戦的な感じが生で観られるのがこんなに幸せだとは~~~~~~~!

 

 

 

 

 

小ネタ色々

 

日替わりは音駒3年生の回想シーンの言い合いかな?初日はその疾走感に付いていくのに必死でちゃんと覚えてないけど

 

4/5

海「大阪の名物と言えば」

夜久「たこやき!」

黒尾「イカ焼き!」

 

4/6マチネ

海「大阪の名所と言えば」

夜久「大阪城!」

黒尾「っっ京都!!!!」

観客・海・夜久(!!!???????)

 

4/6ソワレ

海「大阪のたこ焼き屋といえば

黒尾「(食い気味に)わなか!!!!」

夜久「んんんんんんんああああ!!!(思いつかなかった)」

 

 

それと梟谷戦の前に黒尾さんがボール出しでアップする時にリエーフがあんまり上手くなかったり研磨がサボり気味だったりする演技も忠実だなと思うんだけどそれより夜久さんの返球がちゃんと全部Aパスで返ってるのがすごい、下手に演じるのはやりやすそうだけど上手くする演技は本当に上手くないといけないしちゃんと練習したんだろうな~~~~それとも持ち前のセンスなのかな?

あのレシーブの上手さが後の展開(戸美戦の離脱)のヤバさをより強く演出していたしボール出しの黒尾さんの手慣れすぎ感がリアル、回転の掛け方最高

 

 

 

 

 トリプルカーテンコール

 

 

初日

頌利「東京の陣で初日が大阪って」

崇人「大阪の東京の陣?東京の大阪の陣かな?」

頌利「大坂の陣は昔のやつや」

崇人「真田のやつね」

頌利「豊臣じゃないの?」

崇人「真田でしょ?(確信を持った顔で皆に)真田だよね?」

客席「両方!」

頌利「両方正解やん!やったね!」

2人「イェーイ!(ハイタッチ) 」

 

 

4/6マチネ

(舞台じゃなく上手側の客席ドアから出てきた崇人)

頌利「どこ?!どこ??」

崇人「ここだよ~早く見つけて」

(舞台に上がる)

崇人「これやりたかったから拍手止むな止むなって祈ってた。ドアのところのスタッフさんにえっこの人何?って顔で一瞬見られたけどすいません、一応出演者です」

頌利「俺めっちゃ拍手大きくなったから俺への拍手やと思ったのに」

崇人「まあ幼馴染なんでかくれんぼって感じでね」

 

あと烏野復活からずっと変人コンビのカテコお迎え役を袖でやっていたしょりぞーさん、ずっとあの二人ノープランやなと思ってたけどいざこっち側に来たらノープランだったって話もしてくれました。

 

 

4/6ソワレは大将くんの通路だったんですけど声出して〜!ってめちゃめちゃ煽られたので従ったら微笑んで頷いてくれるので軽率にときめいて持つ限りの全ての記憶を無くしたしその後のカテコも全然覚えてないので割愛。

 

 

 

 

リアルなバレーボール漫画、ハイキュー!!

 

これを書いている4/7はVリーグファイナル(日本一決定戦決勝)の第一戦だったんだけど、すごいことが起きてしまったのでハイキュ~~~~!と思わずうなってしまった。

 

 

 

第5セットまで持ち込まれた試合の12-12という緊迫した場面で、ある選手が打ったスパイクがアウトの判定となったものをインではないかと映像判定*1を求めたところ、映像でも相手の選手の足がラインと重なっていて判定不能となり主審が最初に下したアウト判定をそのまま採用となりました。

 

今回は実際にもアウトっぽかったけど確実な証拠がないためそれも断定できないし選手が重なったのも完全に偶然で判定カメラも一か所しかなかったという状況で、昨日まで見ていた戸美の「試合の中に確実なものなんて一つも無い」をリアルで感じた出来事でした。だから戸美は「手を尽くす」んだろうなあ。機械ですら100パーセント確実に機能するとは限らない。

 

 

こんな感じでリアルなバレーの試合ではハイキューで見たことある!なプレーがめちゃくちゃあってハイキューを地で行く選手がたくさんいて楽しいのでルール詳しく分からなくてもぜひ生で観戦してみて!ってブログをこの間書いたんですけど改めてそれを感じてしまったのでまだ観戦したことない方はぜひ生観戦してみてください~~!!!!!

 

なお直近の行きたい試合はすべてハイステと重なっていて敗訴ですが引き続きネコマ!ネコマ!レぺゼントーキョー!ホウ!ホウ!ボクト!シャ~~~~~~しようと思います。

 

 

huntermasa.hatenablog.com

 

 

*1:Vリーグや国際試合では審判のジャッジに対して映像で再度正確なジャッジを求めるチャレンジという制度があります。判定不能という結果が出ることは滅多にない。